ドメーヌ・ル・ブリゾー ママ・ムシ 2022【赤】750ml
¥4,400 税込
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クリスチャンが亡くなる直前にモルティエの区画に植えたピノドニスだけを使って仕込んだ新しいキュヴェ!今までは天候に恵まれずほとんど収量が取れなかったので全てパタポンにアッサンブラージュされていた。だが、樹齢 10 年を超えた今やっと収量が見込めるようになり、今回新しく仕込むに至った。キュヴェ名は、元スイスの舞台女優だったナタリーが一番好きな 17 世紀の劇作家モリエールの劇作「町人貴族Le bourgeois gentilhomme」の話に出てくる似非トルコ王子 Mama Mouchi(ママ・ムシ)から取っている。町人貴族とは、身分の低い男が貴族の娘と結婚するために、権威あるものが大好きな娘の親を騙してママ・ムシという架空の似非トルコ王子に扮する喜劇で、ナタリー曰く、ママ・ムシのピノドニスはパタポンよりも上のクラスのモルティエの区画だが、樹齢が 10 年前後と若いため、真のモルティエとは言えない「まだモルティエに成り切れていない un arriveste(若造・成り上がり者)」という感じが、劇作のトルコ王子ママ・ムシのキャラクターと重なり、このような名前を付けたそうだ。エチケットのデザインは、劇に出てくる羊の毛皮のマントを羽織り、猫をいつもひざ元に置いて演じたママ・ムシから連想し、トルコの冠をかぶる羊とその上に猫ではなくネズミという組み合わせで、可愛らしいキャラクターに仕立てた。出来上がったワインは、若木らしい酸味のあるピュアでチャーミングな味わいに仕上がっている!パタポンもチャーミングだがママ・ムシの方がより果実のみずみずしさがはっきりと出ていて、それでいてきちんとモルティエの片鱗を感じさせる滋味豊かなミネラル感があり、ナタリーがユーモアをもって自嘲気味に喩えるまさに un arriviste(若造・成り上がり者)感満載な薄ウマワインだ!
品種:ピノドニス
ミレジム情報 当主ナタリー・ゴビシェールのコメント
2021 年のロワールは、春の遅霜の被害が甚大だった試練の年。4 月 6 日未明から 8 日にかけてジャニエー
ル一帯に寒波が降りた。早朝の気温は-5℃前後まで下がり主芽はほぼ全滅…。遅れて出てきた副芽は品種に
よりブドウの房がまちまちで、ピノドニスは辛うじてブドウを付けたが、シュナンとコーはほとんどブドウを
付けなかった(モルティエの畑は被害が最小減だった)。その後 5 月、6 月は気温の上がらない雨の多い不安定な天候が続き、ブドウの成長は前年よりも 1 ヶ月ほど後れを取った。7 月に入っても雨が止まずミルデューが繁殖し始めたが、幸いすでに霜により間引きされたブドウは風通しも良く、病気の繁殖は、散布の回数が少なかったにもかかわらず葉の一部が被害に遭う程度で済んだ。7 月中旬になると雨も止み再び太陽が戻ってきたが、気温は穏やかで、ブドウの成熟にも時間を要した。最終的にピノドニスは 30%~60%減、シュナンとコーに至っては動物の被害も重なりほぼ 100%減…。だが、残ったピノドニスは、その後 8 月下旬から 10月まで天候に恵まれたこともあり、傷ひとつないきれいな状態を保ったままゆっくり完熟していった。
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